本「永い言い訳」

ここをこだわったといえる家づくり「みんなの家」

2017年03月19日 09:00





妻が死んでも泣けない男のラブストーリー

予期せず家族を失った者たちは、
どのように人生を取り戻すのか――。

人を愛することの
「素晴らしさと歯がゆさ」を描ききった物語。






昨年、映画化されたこの作品。

本紹介にもあるように、
一人の男が主人公となった物語です。

長年連れ添った妻・夏子を突然のバス事故で失った
人気作家の津村啓がその主人公となる人物。

妻を亡くしても悲しめないこの男は
同じ事故で母親を失った一家と出会い
初めて亡くなった妻と向き合います。

男の人生がガラッと変わる物語
妻の死は貴重な出会いを引き寄せました。


この本を読み終わって、
生きている時間が貴重だと感じました。

大切な人を失って、
まだ辛い気持ちを消化しきれてない人。

主人公のように気持ちが冷めすぎてたり
麻痺していて悲しみの感情がわかない人。

そんな人に読んで頂きたい作品です。

著者の西川美和さんが描く小説は
文字の選び方が上品で使い方が綺麗。

いろんな本を読んでいても
上品な言葉や正しい日本語を使えない私は
もっと西川さんの本を読むべきだなと思いました。笑

お時間がある方は是非。

ちなみに映画化されているので
映画を見てもいいかもしれませんね。

私もDVDレンタルしようと思います♬

ありがとうございます


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